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トップページ登録不動産鑑定士一覧東京都>野口不動産鑑定事務所/野口 和紀(のぐち かずのり)

野口不動産鑑定事務所 の <報酬規定はこちら> <お問合わせはこちら
野口和紀
この不動産鑑定士に質問・相談・依頼をする西武新宿線「上井草」駅を降り、有名なガンダムのオブジェの前を通り抜け、
少し歩くと、区民農園などが介在する閑静な住宅街の一角に
「野口不動産鑑定事務所」は所在します。
不動産鑑定評価の専門書をはじめ、幅広いジャンルの書物がびっしりと並べられた
担当者からのコメントはこちら本棚を横目に、大きなパソコンのディスプレーに向かって
不動産鑑定業務に勤しむ日々。
ご自宅兼オフィスには、ご家族のあたたかい愛情があちこちに感じられます。
◆ まず、自己紹介をお願い致します。
野口不動産鑑定事務所
  東京の町田市出身で、大学まで実家の町田で過ごしました。
  大学卒業後は、政府系金融機関に入行し、静岡県内の中小企業を担当し、融資業務を行っていました。
  その後、不動産鑑定士になるため、株式会社三和不動産鑑定事務所に入社し、延べ15年間お世話になり、平成19年5月に開業しました。
  その間に一度、不動産鑑定評価業務に行き詰まりを感じ、時あたかもノンリコース・ローンが盛り上がり始めた時期に差しかかっていましたので、新生銀行に転職したこともありますが、3ヶ月後に復職しました。
  それは、大きな会社に移って初めてわかったことなのですが、「会社に対してではなく、自分に対して仕事が来ること」がいかに素晴らしいことかを痛感したからです。
  転職に失敗して天職に気付いたといったところでしょうか。
◆不動産鑑定士になろうと思われたきっかけについてお話しください。
野口先生
  私にとっての一番の魅力は、自分に対して仕事が来るということです。きちんとした仕事をして信用をいただき、再びご依頼をいただく。同じご依頼主から継続して仕事をいただいたときが最も嬉しい瞬間です。これは、自分が以前行った仕事が間違いでなかったというお客様からの評価でもあるわけですから。
  不動産鑑定士になったきっかけは、先程申し上げた融資業務のなかに担保評価もあって、自分でも充実感を得ていたのですが、先輩からも担保評価をやっているときが一番楽しそうだと前向きな評価をいただいたことです。
  もともと大学時代から不動産鑑定士という資格に興味があり、入社後も自己啓発の一環で通信教育を申し込んでいました。しかし、仕事をしながらですし、本業はあくまでも融資業務です。担保評価は、融資業務に付随する業務にすぎません。
  次第に本気でやるなら、不動産鑑定事務所に勤めながら勉強した方がいいと思うようになりました。
  ちょうど不動産鑑定士になられた大学の先輩がいらっしゃったので相談したところ、ご推薦いただいた会社の一社に、稲野辺良一先生の会社(三和不動産鑑定事務所)があり、ご縁があってご指導いただきました。
◆不動産鑑定士という仕事へのこだわりをお教えください。
野口先生
  お客様に継続していただくということを大切にしています。
  そうなると、お客様として想定しているのは法人や公共団体ばかりかいうと、そうではありません。もちろん、不動産鑑定評価制度が用地買収の必要性から始まっているということもあり、法人や公共団体は、大切なお客様には違いありませんが、個人のお客様も同じように大切に考えています。
  個人のお客様の場合には、ご本人でなくとも、お知り合いの方をご紹介いただくケースも想定されますから。
  私は不動産の評価をすることを仕事にしていますが、それがお客様のお役に立ったのかどうか、そのときの仕事ぶりも含めて、お客様からいただく評価を大切にしています。
  鑑定評価の信条というといろいろ思い浮かびますが、一番に思いつくのは「手を尽くす」ということでしょうか。
  冒頭の言葉は恩師である稲野辺良一先生の言葉ですが、不動産の価格や賃料というのは、実はどなたの心の中にもあるものなのです。売主や買主、賃貸人や賃借人など、実はそれぞれの立場で心の中に価格や賃料をお持ちです。
  私たち不動産鑑定士は、手を尽くしてそれを探り、取引事例や賃貸事例などで裏付け、不動産鑑定評価基準を使って一つの結論を導き出すのが仕事です。
  ですから、同じ不動産を評価して結果が十人十色になることはなく、もちろん幅はありますが、そんなに大きく違うことはないと思っています。

  こんなことがありました。
  日本橋の継続地代の鑑定評価のご依頼を頂いた時のことです。時点は過去時点で相当遡る必要があり、比較的複雑な案件でした。評価自体はいつも通りに手を尽くして不動産鑑定評価書も無事提出しました。
  その後、継続地代をテーマにしたシンポジウムがあり、そのなかで大御所の先生がご発言をされました。先生は、事務所を訪れた依頼者に「こんな評価書が出て来たのだがどうだろうか」と、いわゆるセカンドオピニオンのようなものを求められたようです。その時、その先生は依頼者に対して、「この評価書は十分に信用できますよ、私がやっても同じだと思います」というようなお話をされたとのことでした。
  先生は、その評価書は十分にデータを収集して作成された、いい評価書でした、というようなことをおっしゃいました。
  お話の詳細をうかがっていると、どうもこの日本橋の話をしていらっしゃるようでした。
  嬉しかったです。なかなか他人から仕事の内容を評価していただくということはないですから。それも名前を言えば不動産鑑定士なら誰でもわかる先生からのお褒めの言葉ですから。(もっとも、私が手掛けた案件でなかったら単なる勘違いの笑い話になってしまいますが…)
  ちょっと長くなってしまいましたが、手を尽くせば、そんなに大きくは違わない。逆に言えば、手を尽くしていなければ、自分の評価に信用を置いてもらえないこともありえます。
  同じ案件を別の不動産鑑定士が評価するということは意外によくあります。そのとき、「この不動産鑑定評価書はよくできている」と同業者からも評価していただける、そんな不動産鑑定評価書を私は目指しています。
◆不動産鑑定業務における得意分野をお教えください。
野口先生
  前職が様々な類型を経験させていただける不動産鑑定事務所でしたから、やったことのない類型はありません。ここではあえて不動産鑑定士の基本である更地とお答えいたします。更地は全ての評価の基本となりますから。
  しかし、一口に更地といっても、規模や接道条件もまちまちです。また、住宅地や商業地、商業地のなかでも高度商業地や近隣商業地など、種別によって切り口は全く異なります。工業地でもいわゆる工場地なのか、流通業務用地なのか、容積率を活かしたマンション用地なのかで、収集する資料の質や量は異なります。

  最近は、賃料(地代)の評価や相談が不思議と重なっています。いずれも積算法や賃貸事例比較法だけで足りるという案件ではなく、収益分析法をいかに適用するかがポイントとなるような案件です。
  収益分析法は「不動産鑑定評価基準」のなかではさらりとした記述しかなく、そもそも適用したことのない鑑定士がほとんどだと思います(私もその一人でした。)
  ところが、これらの案件は、賃料(地代)支払いの源泉が明らかに事業収益なので、収益分析法を適用した方が納得も得られるし、適用すべき案件です。その事業収益のうち、どの程度を最終的に地代に配分するのが適正なのか、また具体的な適用方法はいかにあるべきか。これが最近、もっとも関心を寄せている分野です。
◆特別にご精通していらっしゃる地域がございましたらお教えください。
  前職以来、公的評価などで長く携わってきている「新宿区・中野区」です。
  私ども不動産鑑定士は、不動産業者のことを時に「地元精通者」と呼ぶこともありますが、この地域なら地元精通者にも精通しています。この地域ならこの不動産業者、あの地域ならあの不動産業者という具合に。
  このエリアの地元精通者には定期的に地価動向をうかがっていますし、中には仕事をいただいたり、お客様をご紹介してくれる不動産業者もいます。
◆会社の経営方針、鑑定評価における今後の展望についてお話しください。
野口先生
  平成21年10月、開業以来目標にしてきた民事調停委員に就任しました。東京簡易裁判所所属で、地代借賃増減請求事件については調停前置制度が採用されていますので、継続地代や継続賃料をめぐる案件、借家権や立ち退きに関する案件などに今まで以上に接する機会をいただきました。
  民事調停委員としての仕事を通じて、不動産鑑定士としての専門的な知識や経験を世の中で活かすことができるのは、嬉しい限りです。この先も長く務め続けることができるよう、力を尽くしたいと思っています。

  また、不動産鑑定士になるためには不動産鑑定士試験に合格後、実務修習を受ける必要がありますが、私は今、その実務修習過程で行われる基本演習の講師をしています。
  開発法の適用がメインとなる演習なのですが、講師就任以来、マンション用地価格の大幅な上昇局面から下落局面へと、市場環境が大きく変動しました。そのような状況のなかで価格への影響が大きい投下資本収益率について、どのように考え、いかなる数値を採用するのか、これも最近の研究課題で、今後掘り下げていきたいと思っています。
  実務修習生の皆様には、不動産の鑑定を本業とする鑑定士を目指していただきたいと願っています。そのためには、「どこで、誰に学ぶか」というのが決定的な鍵になると私は考えています。「どのようなタイプの鑑定事務所に勤めるか」という最初の選択が、その後の不動産鑑定士としてどのように生きていくかを決定づける大きな要素となります。悩んだり迷ったりしている方にはご相談に応じますので、ぜひご一報下さい。
  不動産鑑定評価の場合は30万円程度、鑑定評価までの精度を必要としない調査報告の場合で15万円程度をひとつの目安とお考え下さい。
  この料金に対しては一見、高いとお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、出来上がってくる不動産鑑定評価書(又は調査報告書)は、お客様の所有(又は賃貸借など)に係る不動産に応じた、完全なオーダーメイド品です。
  また、評価対象不動産の評価額に応じた一律の報酬とするのではなく、当該案件の評価に必要と見込まれる日数なども考慮し、根拠を提示したうえで、ご納得のいただける公正な御見積りに努めます。
◆ご趣味や日ごろの楽しみについてお話しください。
野口先生
  息子と一緒に始めた剣道です。息子は小学6年になりましたから、今年で6年目です。そもそも竹刀を振ったこともない状況から始めましたので、息子と一緒だからここまで続いたのだと思います。
  大人になってから新しいことを始めるのは、まず「始める」のが難しく、次に「続ける」のはもっと難しい。先生方の丁寧なご指導と一人ではないことでここまで続いているのだと思っています。
  昨年には三段をいただき、四段を目指して稽古を積んでいるところですが、最近ようやく剣道の難しさがわかってきました。三段まではいわば初心者で、四段から中級者の域に入ってくるのですが、そこの壁が今の私にとってはとても高い。そのことがようやくわかりました。
  人生もそうですが、剣道も先は遠く、長い。修行の日々が続きますが、楽しく稽古しています。
野口先生
野口先生は、「常にベストのコンディションを維持して、最高の仕事をしたい」とおっしゃっていました。そのためにも、体調管理をはじめ、規則正しい生活リズムをキープすることを心がけていらっしゃるそうです。
  事務所の書棚はたくさんの書物で埋め尽くされ、きれいに整頓されたオフィスからは、野口先生の強い自主自律の精神に裏打ちされた、仕事への毅然とした姿勢が伺えます。
  また、野口先生からは、「利益第一主義」から遠くかけ離れた、不動産鑑定士としての崇高な使命感が伝わってきます。よき師にめぐり会い、幅広いご経験を積まれたことが、野口先生の不動産鑑定士としてのバックボーンの形成につながっていることが分かります。不動産鑑定士を目指していらっしゃる方々に向けられた、「不動産の鑑定を本業とできるような鑑定士を目指して欲しい」という熱いメッセージも、とても印象に残りました。

  野口先生には、お二人のお子さんがいらして、一人は小学校6年生の男の子、もう一人は3歳の娘さんです。
  ちょうど取材を終えたころ、息子さんがサッカーの練習から帰ってきました。
  端正な顔立ちの精悍な表情をした少年です。はにかむ笑顔の中にも凛とした強さが漂い、今まさに開花しようと膨らむ花のつぼみのような、無限の可能性が感じられました。お嬢さんも、ご両親のあふれんばかりの愛情に包まれ、輝くつぶらな瞳がとても愛らしい女の子です。
野口先生のブログ
お父様の働く尊い姿を見ながら、素敵な大人にご成長されることを祈っています。
                                                        野口先生のブログ ⇒
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  ■所在地    東京都練馬区下石神井四丁目5番20号
          クロスポイント千川306号室  〒177-0042
  ■TEL    03-6315-3323
  ■FAX    03-6322-5446
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