ホームインスペクションで知られる住宅診断は、住宅の安全性の確認に期待する事が可能で、安心して暮らせるようになることからおすすめできます。住宅に詳しい専門家による検査がホームインスペクションの特徴で、普段目にしない隅々まで徹底的に調べてもらえるのが魅力です。住宅診断 費用は一戸建てだと6万円前後、マンションなら5万円前後が目安となります。
広範囲を隅々まで専門家が調べるので、これくらいの費用は妥当だといえますし、得られる安心感を考えれば十分に許容できる金額だと思われます。最低でも5万円くらいは掛かると覚えておけば大丈夫です。この住宅診断 費用はあくまでも基本料金なので、追加の検査などのオプションをつける場合は別です。オプションは検査内容にもよりますが、小屋裏や床下の調査はそれぞれ2万円前後が相場です。他にも出張料などが掛かりますから、総額は一戸建だと最大で15万円、マンションでも10万円くらいの出費の覚悟が必要でしょう。
ホームインスペクションのメリット・デメリットのうち、メリットは専門家による住宅のお墨つきが得られることです。購入前に実施すれば自信を持って購入できますし、入居前であれば安心して引越しできます。新築住宅であっても、全く欠陥が見つからない建物というのは残念ながらないです。驚くことに、第三者機関の検査を受けている住宅でも、検査から漏れる欠陥が潜んでいることがあります。
だからこそ住宅診断が注目を集めていますし、検査で漏れた欠陥を特定したり把握するのに役立ちます。設計の図面に問題はなくても、施工するのは現場の職人ですから、うっかりミスをしてしまうことは避けられないです。意図しないミスが住宅の欠陥となりますし、第三者機関の検査もまた人の手によるので、やはり欠陥に気がつかない部分が出てきてしまいます。当然ながらホームインスペクションも100%完璧というわけではありませんが、実施するのとしないのとでは大違いです。
デメリットに挙げられるのは、決して安くない住宅診断 費用が発生することに加えて、絶対に欠陥を見逃さない保証はないことです。住宅診断は費用がネックになりますが、しかし専門家による調査を受けることで建物全般の確認ができたり、小屋裏の中の状況や床下の状況が確かめられるのは間違いないです。そして第三者機関が逃した欠陥が見つかる可能性もありますから、完璧ではないにしても無駄になることはないといえます。ホームインスペクションの検査内容はオプションを含めて様々ですが、一般的には基礎部分や外壁、小屋組といった部分のチェックです。
この検査ではひび割れや欠損のチェックが可能で、ひび割れがあれば幅と深さも測定によって分かります。基礎部分は水平にしっかり造られていることが住宅において重要なポイントですから、各部の隙間や勾配なども確認してもらえます。雨漏りが発生した形跡はないか、将来的に発生する可能性はないかなども判明しますし、リスクについても詳細に分かるので安心です。専門家の目線で、一般人には気がつかない問題を発見したり分析してもらえるので、住宅診断で分かることはとても多いです。給排水も快適で安心して生活するのに不可欠ですが、この給水や排水設備もしっかりとチェックされます。
具体的には金属配管の錆による赤水の発生の有無や設備の変形、水の流れ方や逆流の恐れなどです。住宅は内装の仕上げが室内の印象を左右しますし、それこそ家の価値に影響するので軽視できない部分です。内装材が傾いていないかどうか、隙間なく貼り付けられているかどうかが検査内容のポイントとなります。施工中にうっかり職人がキズをつけてしまったり、キズをつけたことに気がつかないケースもあるので、ホームインスペクションではそういった問題も発覚します。床は物を落とすだけで簡単にキズやへこみが発生しますが、実際に目視で発見すると割りとショックを受けるものです。
新築となれば僅かなキズやへこみも気になりますし、施工を行った業者に指摘して責任を取ってもらいたいと思うのも不思議ではないことです。住宅診断はこのように、責任を追及する必要がある住宅の欠陥を発見できる優れた方法だといえるでしょう。建具も勿論検査対象ですし、ドアの建て付けや開閉に問題がないか専門家の目で確かめられます。小屋裏の中の状況は専門家が狭い空間に入り込み、小屋組や断熱材と雨染みを中心としたチェックが行われます。
床下の状況の検査では、基礎部分のひび割れや欠損、鉄筋の露出に構造材と断熱材のチェックができます。住宅は経年で少しずつ変化するものなので、新築時に問題がなくても、住み始めて5年10年と時間が経過すれば気になるところも出てきます。住宅診断は入居前の状態を把握したり、建物全般の確認に適した検査方法で、検査結果は将来のリフォームの基準や参考になります。そういう意味でも住宅診断を検討してみる価値はありますし、検査してもらえば安心して住宅を購入したり入居して住み始められるはずです。